インデックスファンド積立投信の信託報酬は0.1%を切るものも出てきている一方、アクティブファンドでは信託報酬がインデックスファンドの10倍以上となる1%を超えるものもあります。
普段買い物をする時は0.1%の差にこだわることはないでしょうが、長期で運用を行う積立投信の場合、その差は将来的に大きなものになります。
実際に信託報酬の差はどれくらい運用益に影響を与えるのか計算してみました。
信託報酬が0.1%の差でも長期で見たら大きな差になる

グラフは積立投信の信託報酬が0.1%、0.2%、1.0%の場合の積立額と運用益を試算した結果になります。計算の前提は以下の3つです。
- 毎月の積立額は5万円、年60万円
- 積立期間は40年
- リターンは年平均5%
40年積み立てた時の元本2400万円に対し、いずれの信託報酬でも運用益は倍以上になっています。やっぱり複利って偉大!
さて、グラフからは明らかですが、この時に注目したいのは信託報酬が高いほど、最終的な運用益が減少している点です。
信託報酬が0.1%と0.2%の時でその差は194万円、信託報酬が0.1%と1.0%の時ではその差は1544万円になっています。
この差を大きいとみるか小さいとみるか、私はとても大きな差と判断します。194万円あったらちょっと良い軽自動車が買えますし、1544万円あったら超高級車が買えます笑
積立投信を始める時には信託報酬が少しでも安いもので始める事が、将来的な資産を大きくするための確実な一手になるということをお伝えしたいです。
信託報酬は事前に分かる実質的なリターン
積立投信のリターンは最終的に利益確定させるまで分かりませんが、信託報酬は購入前から事前に把握できます。
上のグラフで示したように、信託報酬が0.1%でも違えば、将来的な運用益は百万円単位で変わってきます。アクティブファンドの信託報酬は安いものでも1.0%台でありますが、高いものですと5%台といったものもあります。
数多のアクティブファンドのリターンは、長期でみたらインデックスファンドが目指す市場平均リターンを下回っていることに加え、数%もの信託報酬を取られると利益を得ることは極めて困難でしょう。
このような事実からも、私はインデックスファンドの積立投信が着実に資産を増やす事が出来る最善の方法と考え、毎年愚直に積み立てを続けてFIREを目指しています。
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