このブログのタイトルにも入っている「FIRE」ってどういう意味なのでしょうか。私の理解を再整理する意味も込めて、簡単に解説してみました。
そもそもFIREってなに?
FIREとは次の英語の頭文字から取られています。日本語訳すると経済的独立と早期退職というような意味になります。
Financial:経済的
Independence:独立
Retire:退職
Early:早期
私がこの言葉を知ったのは2020年になってからで、このブログのタイトルにも入れており、且つ、私の人生の目標でもあります。
FIREという言葉は2010年代ころからインターネットとかSNS上で、ミレニアム世代から使われ始めたみたいです。
ミレニアム世代とは、1980年代序盤〜1990年代中盤に生まれた世代のことで、インターネットのようなITの発達とともに社会に出てきた世代のことを言います。
年間支出の25倍が貯蓄目標であり経済的独立の指標
FIREを達成するには年間支出の25倍を貯蓄する必要があるとされています。なぜかというと、その貯蓄から年間4%の運用益を生み出せば、働かずとも年間支出を賄うことができるという考え方に基づいているからです。
試しに年間支出を300万〜600万円として貯蓄目標を計算してみました。実際には配当には税金がかかりますが、目安としては表のような感じになります。

年間支出の25倍を貯めるにはどうすればいい?
下のグラフは年間貯蓄率(%)とその時の貯蓄率における年間支出を貯蓄するのに必要な労働年数になります。
ややこしいと思うので例を示すと、年間貯蓄50%なら1年働くと年間支出分を貯金でき、年間貯蓄75%なら0.33年働くだけで年間支出分を貯蓄できる計算になります。
つまり年間貯蓄率を1%でも上げることにより、早期退職までに必要とされる年間支出の25倍の貯蓄を達成するまでの時間を指数関数的に減らすことができます。


毎日の細かな支出を抑えることがFIREへの近道
大きな買い物と小さな買い物、ほとんどの人は大きな買い物を控えて節約しようとしていると思います。しかし私は小さな買い物の節約のほうが重要と考えます。
毎日出勤するたびに130円の缶コーヒーを買っているとします。月の労働時間を20日として、年間240日。このときの缶コーヒー代は31200円になります。
もしこれがスタバのブラックコーヒーTail330円だったら79200円です。
会社に無料の給茶機があればそれを飲んだり、なければ1杯30円のドリップコーヒーに変えるだけで、年間数万円を節約することができます。
他には例えば毎月の飲み会を1回減らすだけで5000円✕12ヶ月で6万円を節約できます。
塵も積もれば山となる。
年間貯蓄率を少しでも上げるだけで、FIREを達成するまでの時間は指数関数的に減らすことができます。この考えを常に頭の中に置いて、日々生活していきたいと思います。
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