ETFのMAXISと投信信託のeMAXIS 積み立てるならどっち?

三菱UFJ国際投信株式会社が運用しているETFのMAXISシリーズと投資信託のeMAXIS slimシリーズ。名前が似ている2つのシリーズですが、一体何が違うのでしょうか。

今回は両方のシリーズの中からアメリカのS&P500指数に連動した投資成績を目指すMAXIS米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違いを比較し、どちらに投資するのが良いのかを調べました。

そもそもETFと投資信託の違いってなに?

ETFはExchange-Traded Fundの略で、日本語訳すると上場投資信託となります。つまり、ETFも投資信託も本質的には同じ商品ということになりますが、両者の価格決定のプロセスがちょっと異なります。

ETFは上場されている投資信託なので、株取引のように成行や指値で購入ができます。つまり、購入時点での購入金額が分かります。

一方、投資信託は購入時点での購入金額は分かりません。投資信託の価格である基準価額は当日の取引終了後、投資信託が対象としている株や債券などの価格から取引翌日に確定します。

このように説明すると、投資信託のほうが価格のわからない状態で取引をすることになるので、ETFの方が有利に感じるかもしれませんが、長期で積立を行う事を考えると、ETFでも投信でも大きな差はないです。

両シリーズの投資対象であるS&P500とは

S&P500とはアメリカの代表的な株価指数の一つで、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスがニューヨーク証券取引所とNASDAQに上場している銘柄から500社を選出して、算出されている株価指数です。

日本でいうと日本経済新聞社が発表している日経平均株価と同じようなものです。

つまり、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、S&P500株価指数への連動を目指した商品ということになります。

MAXIS米国株式(S&P500)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の手数料を比較

ETFであるMAXIS米国株式(S&P500)と投資信託であるeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の手数料や信託報酬を比較してみましょう。


MAXIS米国株式(S&P500)eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
手数料証券会社による無料
信託報酬年率0.0858%(税込)年率0.0968%(税込)
上場に係る費用年率0.00825%(税込)なし
商標使用料上限年率0.08125%(税込)なし
その他費用年率0.065%(税込み)
合計0.1753%+α0.1618%

信託報酬はMAXISの方が安いですが、それ以外の費用を加算するとeMAXISの方が合計の手数料は安くなります。

手数料の差から投資信託であるeMAXISを積み立てた方が良いことは明らかですが、もう一つeMAXISの方にメリットがあると考えます。それは、ETFはドルコスト平均法で購入できないというデメリットがあるからです。

投資信託の場合は1万口あたりの基準価額が公表され、購入金額に応じた口数が割り当てられますが、ETFの場合は1株単位でしか購入することができません。

長期投資のメリットはドルコスト平均法による購入を行うことで、価格が上昇した時には購入口数を少なくし、価格低下時には購入口数を増やせるとこにあると考えます。

したがって、手数料と購入価格を平均化できるという点から、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積み立てることが有利と判断します。

ちなみに、MAXISとeMAXISでは合計の手数料の差は約0.1%しかありませんが、長期で積立を行った場合は大きな差となってきます。

信託報酬が0.1%違うと将来の運用額がどれくらい変わってくるかを計算した記事があるので、詳細は以下のリンクをご参考ください。

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